文字は、文字のかたち/どのような音を持っているか/どのような意味を指し示しているか…という形/音/義の三つの要素からなるといわれる。
一つの文字(表意文字)の中でこの三つは均等に配分されているわけでもないし、緊張関係にあって絶えず揺れ動いている。それぞれが変化すればそれぞれに強い影響を与える。
それらは言葉・詩においてどのように作用するのか。文字の書きぶりあるいは印刷文字のスタイルは言葉にどのように関係しているのか。漢字を中心として、歴史をたどりながら文字のポエジー、「力」のありかを考えたい。
古賀弘幸
二〇二二年九月〜二千二十三年八月
第一期 書と文字(仮)
二〇二四年九月〜二千二十五年八月
第二期 近代の文字
文字の話
開講後のアーカイブ視聴をご希望の場合は、
こちらからお申し込みください
内容展開
*講座内容は今後変更されることがあります。
*講座は連続受講でも、気になるテーマの講座のみ単独受講も可能です。
*終了した講座のレジュメはダウンロードしてご覧いただけます。
2022年
9月17日 「源氏物語」と書
10月15日 中世の和歌と書
11月19日 文字・言葉遊びと呪術
12月17日 日本近代文学と書・文字
2023年
1月21日 機械化される文字
2月18日 詩と文字とメディア
3月18日 作られる文字・消える文字
*4月は講師の都合により休講します
5月27日 メモをめぐって
(講師の都合により第4土曜日に)
6月17日 読めない文字
7月29日 文字と身体と場所
(講師の都合により第4土曜日に)
8月19日 文字とは何か
9月16日 残像の中の文字
講師 古賀弘幸
Hiroyuki Koga
1961年、福岡県生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。書道関連の出版社に勤務(1985年〜1997年)し、書や美術の雑誌・書籍の編集制作を手がけた。その後はフリーランス。大東文化大学書道研究所客員研究員。主な企画・編集に『書の総合事典』(柏書房、2010年)、著書には『知識ゼロからの古文書を読む』(幻冬舎、2020年)、『文字と書の消息―落書きから漢字までの文化誌』(工作舎、2017年)、『書のひみつ』(朝日出版社、2017年)がある。
個人サイト
https://hiroyukikoga.wixsite.com/gorgeanalogue
お問い合わせ