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宇野貴美恵 Uno Kimie
藍染め作家
1953年(昭和28年)、愛媛県新居浜市に生まれる。大学卒業後、故郷に戻り、結婚。4児の母となる。専業主婦だったが、夫が病気に倒れた後、生計を 立てるために染色材料のお店を開店する。材料店は思うように軌道に乗らなかったものの、それまで趣味で関わっていた染色を参考に、自身が創作した藍染め作品が人気となる。やがて材料店を畳み、自宅に工房を開いて専業作家の道へと歩み出す。
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天然藍染めと異色の想像力で独自の創作を
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徳島県にて天然藍の発表会に参加したことがきっかけで、化学染料が自分の身体を蝕んでいることに気づく。以後、天然藍染め一本で創作することを決意。
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趣趣味で通ったカルチャースクールの教室と、徳島県無形文化財の故古庄理一郎に灰汁(あく)発酵建ての方法を口伝で教わった後、独学で藍染めについて探究。自己流の研究を重ねて、作家としての道を切り拓いた。
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シーラカンス、クラゲ、キリン、シマウマなどの親しみやすい生き物のモチーフと、両面染めや透かしなど、高度な技能が絶妙なバランスで両立する作品群。
個展など
1982年 新居浜の自宅に工房を開設
1984年 工房移転
1988年 愛媛県美術会秋季展初入選
1989年 伊丹クラフト展入選(1990年、96年、98年も入選)
1997年 愛媛県美術会秋季展大賞
1999年 朝日現代クラフト展招待出品
2005年 アトリエゆらを愛媛県新居浜市に開設
2016年 愛媛県松山市、ミウラート・ヴィレッジ 第10回えひめ工芸作家展にて出品(以降、毎年出品)
画廊での個展は……
ギャラリーかわにし(愛媛県西条市)、星が岡アートヴィレッジ(高知市)、福屋 ギャラリー101(広島市)
と
木星舎(新居浜市)、ギャラリー リブ・アート(松山市)、アートギャラリー マルイ(尼崎市)
……で隔年交代で開催
また、藍屋敷おくむら(徳島県藍住町)、gallery YORI(東京都渋谷区)、かまどホール(香川県坂出市)、ほかに福井県、秋田県など各地で不定期に開催




